禁煙に挑戦するなら揺るがない意志を強くもつ

街では多くの場所が禁煙になり、肩身が狭くなった喫煙者。これを機会に禁煙しようとしている人も多いでしょう。

しかし禁煙は、そう簡単に実行できるものではありません。禁煙に成功するためには、揺るがない強い気持ちが必要です。

禁煙した途端、どのように気持ちが推移するのかをみてみましょう。禁煙してから2~3日でつらい禁断症状が現れます。イライラしたり落ち着いて仕事に取り組めなくなったり。特に朝一番で煙草を吸う習慣を持っていた人や、食事の後に喫煙していた人は、そのタイミングでつらい気持ちになることでしょう。

禁断症状が進むと、煙草のこと以外考えられなくなってしまいます。我慢できなくなって思わず1本吸ってしまうと、また最初から繰り返しになります。

大切なことは、これらの身体症状が出ているのは病気のせいだとはっきり認識することです。病気とは、ニコチン依存症です。我慢できずにまた吸ってしまった場合、自分を責める人が多いですが、それは本人の意志が弱いためでなく、ニコチンのせいだと認識することが大切です。自分が悪いのではなく、ニコチン依存がこうした状況を引き起こしているのだと考えましょう。

しかしニコチン依存症のせいだと考えても、禁煙を続けるのはやはり大変です。人が吸っているところへ行くと、つい1本もらって吸おう、などと考えることもあるでしょう。

禁煙をめざすなら、まず周りの環境を整えることが大切です。会社の喫煙所には近づかない、喫煙者の多い飲み会にはなるべく行かない、また家庭内に吸う人がいる場合、日々、誘惑にさらされることになります。家族に協力してもらって、目の前では吸わないようにお願いしましょう。

少しずつ本数を減らしていってやめよう、と考える人もいますが、節煙では禁煙はほぼできません。1本でも吸えば一時的な満足感がありますが、また本数が増えてしまいます。とにかく煙草を自分の生活からシャットアウトすることが大切なのです。

禁煙は半端な気持ちでできるほど簡単ではない

禁煙を続けることには大変な苦痛が伴います。まず、そのことをはっきり自分に言い聞かせて禁煙をスタートすることが大切なのです。

禁煙したら生活にさまざまなメリットが生まれる。そう考えて禁煙を続けようとする人があるかもしれません。確かに禁煙のメリットは沢山報告されています。食べ物がおいしくなった、集中力が続く、臭いが衣服につかなくなった、など。

しかしやめたときのメリットを考えて実現できるほど、禁煙は簡単ではありません。これに成功するためには、ただ強い意志を持つことだけが有効なのです。

吸いたい気持ちを乗り越えるために、このように考えてみましょう。自分は人生を変えた、煙草を吸わない生活習慣に入った、と。

禁煙しようと思いながらできないでいた人は、自己嫌悪に襲われたことがあるでしょう。それを利用してこれまでの自分とは別の人格になり、違う生活をスタートさせたと考えるのです。

禁煙とは、このように日々の生き方や時には自分の人生観も変革しないと成功することができない、ある意味、難事業です。そこには揺るがない強い気持ちが必要です。

吸いたい欲求を乗り越えるために、実現できる手段は暮らしの中にさまざまにあります。まず、吸いたくなったらとにかく寝る、ということ。寝ることには欲求の満足感がある上に、睡眠中は喫煙の誘惑はありません。

さらに口寂しくなったら、ガムやキャンディで紛らわせるといいでしょう。そのときはシュガーレスのものを選ぶのをお忘れなく。また、歯を磨いたり、マウスウォッシュで口内をスッキリさせるのもいい方法です。最近は会社のトイレで歯を磨いていても違和感を持たれることはありません。

またタレントのタモリが禁煙に成功した方法は、吸いたくなったら15秒数えるということです。15秒あれば気分を変えることができます。

しかし禁煙の根本に必要なのは、とにかく強い意志。なんとなくでは決してやめられません。心を新たにして大事業に取りかかったくらいの思い入れで、うまく成功させましょう。