ニコテックスとチャンピックスは試して選ぶ

JTが実施した全国喫煙者率調査によると、平成29年度の成人男性の喫煙率は、28.2パーセントということが判明しています。これは、ピーク時の昭和41年の83.7パーセントの約3分の1で、かっては大人の男性を象徴する存在だったタバコが、嗜好品として終焉を迎えつつあることを証明しています。これは、タバコの煙には、発がん物質のタールをはじめとして様々な有害物資を含有しており、健康に対して深刻な悪影響を及ぼすことが判明したためです。

また、タバコによる健康被害は煙により周囲に拡散するので、健康が悪化するのは喫煙者本人だけに留まるわけではありません。このために、喫煙できるスペースは年々急速に縮小しており、病院や駅のホーム、学校といった公共性の強い空間だけではなく、喫茶店や居酒屋などの飲食店でも終日禁煙が実施されています。

このように、喫煙者にとっては非常に肩身の狭い状況となっていまうが、この流れは今後さらに加速することが予測されています。東京都では、2017年に「子どもを受動喫煙から守る条例」が可決しており、この条例が施行される2018年からは家庭内での喫煙も制限される見通しです。

このような喫煙者に対しての強力な締め付けが行われている一方で、無理なくタバコを止めるための様々な方法も考案されています。その代表的な存在が世界的な製薬メーカーPfizer Inc.が提供しているチャンピックスで、成功率は約50パーセントという高い数字を記録しています。

ちなみに、チャンピックスは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」においての劇薬に指定されており、入手するためには医師による処方箋が必要となります。このために、ドラッグストアーや薬局などでは購入できないので、最初のハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。

これに対して、ニコチンガムのニコレットは2001年より医薬品の一般用禁煙補助剤として認可されており、ドラッグストアーや薬局で購入することが出来ます。さらに、これのジェネリックのニコテックスの場合は、通販で入手できるのでさらに気楽に始められます。

ニコレットで禁煙できなくてチャンピックスを選ぶ人も

現在人気を集めている禁煙グッズは、タバコを止めたときの禁断症状を緩和する作用を有しているのが特徴です。このために、ストレスフリーで止められるという点は共通していますが、内容に関しては違いがあるので、どの方法が向いているのかは個人差があります。このために、上手くいかなかったと言って深刻なダメージを受ける必要はありません。

例えばニコチンガムのニコレットのジェネリックのニコテックスが合わなかったからと言って、禁煙自体を諦めなくても良いということです。禁煙に失敗したことがストレスとなり、タバコの本数が増えるような事態になると何の意味もなくなるので、すぐに切り替える柔軟性が要求されます。

ちなみに、これは逆であっても同様で、チャンピックスで上手くいかなかった人がニコテックスで禁煙に成功したというケースも充分に起こり得ます。また、この2種類の禁煙グッズを併用したり、順番に使ったりする方法が有効性を発揮する場合もあります。

具体的には、まずはニコテックスでタバコから離れたのちに、チャンピックスによりニコチンの摂取も断ち切るというようなやり方です。また、チャンピックスは服用開始から1週間が経過するまでの間はタバコを吸っても構わないとされているのですが、この期間にタバコではなくニコテックスを使用するという方法も可能です。

これらは、ニコテックスとチャンピックスは作用機序に違いがあるということを利用した方法で、少しトリッキーだと思われてしまいますが、何よりも大事なのは禁煙に成功することです。タバコに対しての依存の仕方には個人差があるので、ベストの禁煙の方法も個人々々で違いがあります。このために、失敗したからと言って諦めるのではなく、様々な方法でチャレンジし続けるのが適当です。